目の充血（白目が赤い）
充血の要因
- 白目が赤く充血している。
- まぶたの裏側が赤い。
目が充血する要因として考えられるのは、
- アレルギー性結膜炎・感染症
- ドライアイ
- 強膜炎・虹彩炎
- 点状表層角膜症
など、多岐に渡ります。
コンタクトを使用している方
コンタクトレンズを使っている方の充血は、特に注意が必要です。
角膜が傷付いて充血を起こしている可能性がありますので、早めに眼科を受診してください。
白目に鮮やかに赤い部分がある方
一部分だけ赤く充血している場合、結膜下出血の可能性が高いです。
結膜下出血は、数日〜半月程度で治癒することが多く、大事には至らない方がほとんどです。
ただし、結膜下出血の症状が頻繁に繰り返し発症する方は、別の症状も疑われます。
いずれにせよ早めの受診をおすすめいたします。
目やにが多い
結膜の炎症
細菌によっては、感染力が強いものも多いため、早めに眼科で診断を受けることをおすすめします。
小さなお子さまの目やに
乳児で目やにの量が多い場合「先天性鼻涙管閉塞」が疑われます。
先天性鼻涙管閉塞とは、生まれつき涙道（涙が流れる管）が塞がっている状態です。
先天性鼻涙管閉塞は感染しやすい傾向もありますので、お子さまの目やにが多いと感じたら、一度当院までご相談ください。
目が乾きやすい
ドライアイの原因
目が乾きやすいという方（ドライアイ）は、近年、増加傾向にあります。
日常的にスマートフォンやパソコンを使用することが多い方は、画面を見る際に意識が集中してしまい、通常時よりも「まばたき」の回数が減少してします傾向にあります。
本来、目の表面は涙である程度の潤いを保っています。
涙の膜が目の表面を覆っていることで、様々な外部的なダメージを防御している状態です。
しかし、ドライアイのように潤いが欠如していると、本来の防御は機能せずに、目の表面に傷がつきやすくなります。
コンタクトレンズを使用している方
裸眼の方よりも、ドライアイになりやすい傾向がありますので注意が必要です。
ドライアイは、眼科疾患リスクが高い状態です。
コンタクトの使用有無問わず、日頃から「目の乾き」が気になる方は、一度、眼科を受診しましょう。
目がかゆい
こすらずに、早めの受診を
目の痒みの原因としては
- 感染症
- アレルギー性結膜炎
- 逆さまつ毛
などが考えられます。
かゆいからといって強引に目を何度もこすってしまうと、角膜などを傷付けてしまう恐れがあります。
角膜に傷が付くと視力低下の原因にもつながります。早めに受診して痒みを治しましょう。
花粉症・アレルギー性結膜炎
目の表面に花粉などのアレルギー反応を引き起こす物質が付着すると、結膜が炎症を起こし、かゆみの症状が出ます。
見えにくい（視力低下）
一時的な視力低下
ほとんどの場合は睡眠や休息をとると回復します。
お仕事等で頻繁に使用する方は、意識的に合間合間で休息をとり負担を最小限にしましょう。
休息をとっても視力が回復しない
何らかの眼科疾患の症状によって視力低下が生じている疑いがあります。早めに眼科を受診してください。
急な視力が低下
これまで支障なく見えていたものが見えにくくなったという方は、一度、当院へご相談ください。
視力低下の症状を放置することで、最悪失明してしまう眼科疾患もあります。
当院でもご相談の多い
- 白内障
- 緑内障
は、「視力低下」をきっかけに早期発見されるケースが非常に多いです。
物がゆがんで見える
視野の中央で見え方に異常が起きる
視野のなかで最も解像度がよい黄斑
網膜の中心には「黄斑：おうはん」と呼ばれる箇所があります。
黄斑は見ているものの「形」そして「色彩」をはっきり見分ける中心的機能を担っています。
この黄斑が何らかの支障をきたしてしまうと、物の中心部、線がゆがんで見える現象が起こります。
特に糖尿病を患っている方は、黄斑に何らかの疾患を持っているケースが多くなります。
違和感を覚えたら、早めに眼科で検査を受けましょう。
まぶしさを強く感じる
痛みをともなう「まぶしさ」
- 車のライトがまぶしくて、夜間の運転に支障をきたしている。
- スマホを見ていると、目に突き刺さるような痛みを感じる。
など、まぶしく感じるという現象は、
- ドライアイ
- 白内障
などの眼科疾患で起こりやすいです。
日常生活に支障をきたす前に、早めにご相談ください。
ゴミのようなものが見える
飛蚊症／ひぶんしょうの正体
視界に小さな虫のようなものが浮遊しているように見えることはないでしょうか。
それは「飛蚊症／ひぶんしょう」といって、実際は何も存在しないのにもかかわらず、黒や透明の模様が見える現象です。
飛蚊症の症状
- 小さな虫が飛んでいるように見える。
- 斑点模様が見える。
- 糸クズやアメーバ形状のものが浮いている。
以上のように、模様の形状や見え方は様々です。
まずは一度、眼科を受診する
年齢問わず、幅広い世代の方がこの飛蚊症を経験していると言われています。
注意が必要な症状
-
- 目の隅に閃光が走ることがある。
- 見ているものが歪むようになった。
- 視野が狭くなったように感じる。
以上のような症状が急に現れはじめた方は、早めに眼科を受診するようにしてください。
ものが二重に見える
片目で見たときの違和感
片目で見た時に対象物が二重に見える場合は
- 白内障
- 乱視
- 角膜や網膜の疾患
など、何らかの眼科疾患の可能性が高いです。
両目で見たときの違和感
両目で見た際に対象物が二重に見える場合は、
- 斜視などの眼科疾患
- 脳に原因がある可能性
も疑われます。
目に違和感を覚えたら、早めに眼科を受診して原因を確認してもらいましょう。
眼鏡をかけると対象物が二重に見えるという方は、眼鏡の調整が必要です。
一度、当院で視力検査を受けてください。
視野が欠ける
見えにくさを感じている方は検査を
このような視野の欠けは、進行すると突然視力が大幅に低下してしまう可能性もあり、注意が必要です。
視野の欠けによって疑われる眼科疾患
- 緑内障
- 加齢黄斑変性
- 動脈瘤破裂
- 網膜静脈閉塞症
など、さまざまな眼科疾患の可能性が疑われます。
症状を放置すると
- 視神経の損傷
- 網膜の出血
- 網膜中心に穴ができてしまう
といった深刻な状態まで進行する場合も少なくありません。
視野の欠けに気付いたら早急に眼科を受診してください。
気付きにくい片目の視野の欠け
普段、私たちは両目で物を見ています。
片目の視野が欠けている状態であっても、反対の目から入る情報で補われて、問題なく見えているように感じてしまうことがあります。
その場合、ある程度症状が進行し視野の欠けが大きくならないと気付くことは困難です。
見えにくさ（視力低下）を感じている方は、早めに眼科を受診し、念のため視野の欠けがないかを検査しましょう。
まぶたのできもの（ものもらい）
できものに気付いたら触れないように注意
炎症によって、
- 腫れ
- 痛み・かゆみ
- 赤み
などの症状が起こります。
適切な治療を受けないで放置していると症状が悪化し、無意識に目をこすって表面を傷付けてしまうこともあります。
抗生剤による治療が効果的
炎症には、抗生剤による治療を施します。
できものに気付いたら、触れないように注意しながら、早めに眼科を受診しましょう。
まぶたの痙攣（けいれん）
「まぶたが痙攣する」というお悩みはありませんか？
主に、顔の片方の目の周囲や、口元がピクピクと痙攣（けいれん）することが多いです。
睡眠不足や過労が原因で、一時的な痙攣が起こる可能性がございます。
これは「疲れ」によるものがほとんどなので、睡眠や休息を十分にとれば、自然に治ります。
繰り返す症状に注意
痙攣が続く・繰り返すという方は、一度、眼科を受診してください。
- 目の周囲
- 口
- ほお・あご
など、筋肉が引きつるような症状が頻繁に起こるという方は、何らかの眼科疾患の疑いがあります。
その他にも、
- まぶしく感じる。
- 目を開けているのが辛い。
- 自然なまばたきができなくなった。
などのお悩みを抱えていらっしゃる方が多いです。
- 違和感を覚えたら、早めにご相談ください。
